夢と現実の90分。いまはまだ苦い思いが消えなくとも
この日、日本の選手たちは、われわれに夢を見させてくれた。守備で耐えた前半を終え、後半に入ると原口元気が最初の歓喜をもたらした。続いて乾貴士も右足を唸らせ、歴史の扉をいよいよ開きかけた。
しかし、2点リードで残り時間は30分以上。終わってみれば、この時間帯でうまく試合をマネジメントできなかったことが敗因となった。吉田麻也が語る。
「このまま2-0でいきたいという気持ちが足を止めてしまう。そういうスキを、ベルギーのような経験のある選手たちは突いてくる」